・設計主旨
このプロジェクトでは、茨城県茨城町において、広大な敷地に福祉施設の「まち」を作ることを目指しました。就労支援施設、障害者入所施設、発達支援、放課後デイサービス、多目的ホールなど、さまざまな機能を持つ複合施設を計画しました。
こだわりポイントとして、シンプルな外観にサイディングでのローコスト性とSOLIDOでの素材の遊び、経年変化を表現しました。また、福祉施設でありながら福祉施設らしさを抑えたデザインを目指し、内装はなるべくローコストで、素材の切り替えで遊び心のあるデザインに仕上げました。
さらに、施設利用者が楽しめるデザインにこだわり、複合施設同士の連携や動線の設計にも工夫しました。管理部門の共用エリアを効率的に配置し、BIMを駆使してデザインの見える化を図りました。
気に入っている点として、シンプルな外観デザインやコンパクトにまとめた動線、効率的な共用エリアをうまく検討できたことが挙げられます。
一方で、苦労した点として、複合施設の初期企画の検討に時間がかかったことや、シンプルでクールな外観と暖かい内観のバランスの取り方、建築費を予算内に収めるための設計に頭を悩ませました。
結果として、この物件は無事完成し、設計事務所としての実績を積み重ねることができました。今後も利用者のニーズに応えられるよう、創意工夫を凝らした設計を提案していきたいと思います。
・お客様の声
私たちの要望を丁寧に聞いてくださり、広大な敷地に障害者入所施設、多目的ホール、保育園、就労支援施設の4つの建物を設計していただきました。何度もプランニングを繰り返すことで、最高のプランができあがり、私たちは大変満足しています。
この施設のデザインは、一見すると福祉施設には見えないモダンなデザインで、利用者の皆様にも快適に過ごしていただける空間が提供されています。また、施設のコンセプトであるまちづくりも実現でき、地域に根ざした施設ができあがりました。
設計チームは、コストパフォーマンスにも優れた設計を提案してくれ、予算内で素晴らしい施設が完成しました。プロジェクトを進める中で、設計チームは粘り強くクライアントに寄り添い、我々の要望を的確に捉え、素晴らしい仕上がりになったことに感謝しています。
Location | ibarakimachi,ibaraki,japan |
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Use | hall |
所在地 | 茨城県茨城町 |
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用途 | 多目的ホール |
03-5284-7106